、愛してるよvv」

黙れ。半径100m以内私に近づかないで。離れろ。今すぐ!

突如私の前現れた郭英士。
そう、英士は
キムチ人間。
こいつは
弁当の日はいつもキムチを持ってきては食している。
さらにはしつこいくらいに私に食べさせようとする。
実はこいつにはファンクラブがあるらしいのだが、そのお嬢様方が
「英士クンを独り占めしないで!」だかなんたら言って来るけど
そんなこと知ったこった無い。
ていうか、私はむしろ英士を避けている。
何故って?それは先の台詞のように、
私は
毎日毎時間四六時中英士に付きまとわれているからだ。
しかも、ここは教室、休み時間。次の教科は英語。
時と場所を考えろこのキムチマン!!!!!!
























The Lord of the Kimchiロードオブザキムチ
〜変態降臨〜
























同じクラスになって席が隣同士になった私たち。
私が、そのとき英士のキムチ弁当を誉めた(?)のがいけなかったんだ。

「うわぁ、英士君のお弁当すごいね。
キムチしか入ってないや。好きなの?」

「うん、まあね。はキムチ好き?」

「うん。好きだよ。おいしいし。」

「そっか。」

「けど、好きでも、英士ほどは食べられないよ。すごいね、英士は。」

私がそう批判すると、英士はじっと私を凝視した後、軟らかく笑った。

って、可愛い」

「は?」

「決めた」

「何が?」

「俺、将来をお嫁さんにもらうよv」

「ごめんなさい、私、英士のことそういう風に見れない」

「ううん、には
選択権なんて最初から無いでしょ」

「アァ!?」








それから、この地獄のような日々が始まったのだ。
あれから私は
散々英士につきまとわれたりストーカーされたり。
そりゃあもう、
犯罪の領域こしてるってくらいに。



親にそのことを相談しても「お前を嫁にもらってくれる人が見つかったんだからいいじゃないか」
なんて言って
娘を手放して家に連れてこさせたりしやがったし。
・・・あの時は私の部屋に入られて
タンスを勝手に開けて下着を見られる
大切な大切なアルバム(男子と写ってる写真)を破られるわ最悪だった。

ええ、もう最悪。
こんなことより最悪なことあるかってくらいね。
それから・・・
私の性格は日に日に歪んでいった。
今では言葉遣いも
男勝りと言われているくらいである。嬉しくないが。








そして今に至る。









「ほら!
婚姻届書いたからあとはが書くだけだよ!!」

そう言って英士が私の右手にペンを持たせ、左手に婚姻届を持たせた。
英士のファンクラブの人だったらそんなことされたら失神するほど嬉しがるだろうけど
私の場合はまず
右ストレートだね。むしろ失神させてやる。
ってなわけで私はペンを持ったまま英士に右ストレートを入れる。
しかし、
英士はかわさず、むしろ自ら突っ込んできた。
もちろん、私の拳が英士の顔面に直撃。
ちょっと・・・なんでよけないの・・・!?

「・・・
愛のこもった右ストレート、受け取ったよvv」

英士は
ニタつきながらそう呟き、私の手の甲をペロリと舐めた。
私はあまりのキモさに鳥肌が立った。

「ヒィィィ!何してんじゃテメーは!!捩り切るぞゴルァァ!!」

私は英士にまわし蹴りをくらわし、スキができたのでその場から離れた。
戦闘放棄。逃げるが勝ち。それよりも早くこの手を洗いたい。


とりあえず私は教室を出て女子便所に向かった。そこなら流石の英士も入ってこれまい。
私は女子便の水道で手が赤くなるまで洗った。
丹念に、丹念に、
英士の唾液の原子すら残らないほどに。

「どうしてそんなに嫌がるんだよ。」

後ろから声がした、と同時に鏡を見た。
鏡に映っていたのは、私の驚いた顔と、私の後ろで笑っている英士...

「・・・ぎゃあああ!!出たーー!!!」

私は驚きのあまり使っていた石鹸の入っている網をぶち切って
石鹸と共に英士に向かって力いっぱい投げつけた。
すると英士は軽やかにかわし、ハッ、と鼻で笑った。

「人を化け物見たくいわないでよ。」

ていうか化け物だろ。キムチ魔人め。

「キムチさん、てめぇ男子だろ?女子便に入ってくんじゃねーよ」

、やっぱり俺のこと男だと思ってるんだね。
じゃあやっぱり俺と結婚するしかないでしょ?だから早く書いてくれない?」

「意味わっかんねーよ!!ていうか私の
自己決定権を侵そうとするんじゃねぇ!訴えるぞ!!


私にも選ぶ権利があるだろうが!

「何言ってるの?そんなこと言ったらもそうでしょ?
俺の「と結婚する」という自己決定権、侵そうとしてるでしょ。
公共の福祉って知らない?
俺の利益を守るためにの権利が制限されるんだよ」

そう言って英士はふぅ、とため息をついた。
まて、大方あっててかなり違う意味になってるじゃんか。

「公共の福祉ねぇ。その「俺」ってところを「社会全体」、
」ってところを「個人」に直したものが
正しい公共の福祉なの。
英士、お前が言ってるのは
ただの我が侭。いわば意地汚い欲望だよ」

・・・・勝った!初めて英士に口で勝った・・・!

「まぁ。そうだろうけど、
俺のこの素晴らしい頭脳さえあればそこらのヘタレ弁護士なんて
ひっくるめて俺が裁判で勝ってやる
ケドね。だからには権利なんて無いに等しいでしょ」

何気に恐ろしいことを抜かす郭氏。
しかも真顔で・・・。

「べ、べつに結婚するなんて私じゃなくてもいいじゃん!
英士にはファンクラブの
(キムチ野郎に惚れるおヴァカな)お嬢さんたちがいるんだし!」

「・・・・・・・」

突然、英士が黙った。
え?もしかして私、何か言っちゃいけないことを言った!?

「あ・・・あの・・?英士、ごめ・・・」
、妬いてる?そんな
キムチみたいにステキで大好きだけどね。
他の女たちなんかよりの方がいいに決まってるよ。ほら、これが証拠。」

英士は私の言葉を遮ってお構いなしに私に抱きつく。
じわじわとでてくる鳥肌・・・。

ドゥアアアアア!!!!
やめれーーーー!!
私は嫉妬なんてしてねぇーーー!!

「そんなに喜んできゃあvなんて言わなくても」
「言ってねぇよ!テメーの耳は節穴がこのヴォケッ!!
大体「キムチみたいにステキ」なんて言われても嬉しくねぇーーー!」


私は英士をひん剥がす。

「ん?誰だ!?トイレで騒いでいるのは!!」

突如、廊下から教師の声が聞こえた。
しかもこの声は生活指導のうざい先公。
説教を平気で2時間もしてしまうという恐ろしい教師だ。
ヤヴァイ。ここで見つかったら私は・・・私は・・・!
「男を便所に連れこんで怪しいことをしていた生徒」に見られてしまうかもしれない!!

「・・・っ」

私は、もうダメだと思った。
けど、突然英士が私を抱き上げて、便所の個室へ入った。

「何・・・んぅ・・・」

「何すんの」と言いかけた私に英士が顔を近づけてきた。
唇に、英士の唇が・・・あたってる・・・。
これ、ファーストキスなのに・・・っ。しかも・・・!!
しかもこんなところでこの男によってファーストキスが奪われるなんて

「・・・・誰もいない・・・逃げたか」

教師は私たちに気づかないまま便所を離れていった。
足音がだんだん消えていく。

「・・・行ったみたいだね。
いっそ地獄に行ってくれたらなお嬉しいんだけどね

「・・・・・・が・・・・け」

「何?。もしかして今のキスで俺と結婚する気になった?」

私は英士を力の限り突き飛ばした。
英士は流石サッカーやってるだけあって、反射神経はいいみたいで、
よろけはしたが体勢を持ち直したため転ぶことは無かった。

「お前が地獄に逝けよバーカ!!」

私は泣きながら親指を下に向けておっ立て、便所から出て行った。
・・・最悪だ。最悪最悪。

何もかもあのキムチ野郎のせいだぁぁぁぁぁ〜〜!!!











終わり方が中途半端ですみません。

執筆:03年11月29日
修正:04年8月8日