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「ってさ、彼氏いねーんだな。」 「ぶッ!!!」 *淡雪の日* いちご牛乳を飲んでいた私はコイツのこの発言で噴きだしてしまった。 コイツ=猿野天国。 猿野とは小学5年生の時からの付き合い。 今までずっと同じクラス。腐れ縁。 「だから何?」 「お前ってモテるだろ?なんでいないのかと疑問に思ってさ。」 「も、モテないよッ!!」 「いーやッ!モテるね。」 ・・・・確かに、これまでに4回くらい男子に告白されたことあるけどさぁ。 ・・・・自惚れ、かもしれないけど。確かにモテるのかもね。 でも、私には好きな人がいるから。 やっぱりその人と付き合いたいから。 今までことごとく断って参りました。 告白してくれた人には悪いけど。 でもその人は私の気持ちにぜーんぜん気づいてくれない。 ずっと一緒にいるのにさ。 猿野天国。 私の好きな人。 「天国こそ。彼女いないよね。」 「フン、どーせオレはお前と違ってモテないからな。モテなくって悪かったな。」 「わ、私はそういう意味で言ったんじゃなくて・・・!!」 ・・・天国のこと、想ってくれてる人がいるって気づいてよ・・・(汗 にぶいなぁ・・・。 「じゃあどういう意味で言ったんだよ?」 ・・・・・・言えない・・・・迷惑かもしれない・・・・・・ 嫌われたくない・・・・ッ!!!! 「べ・・・別に・・・・。いないからいないって言っただけで・・・」 「いーもんねー。今オレは凪さんに猛烈☆ラヴアタックの最中だからさー♪ みてろよー!今度こそ彼女・・・凪さんGetだからな!」 ・・・・凪ちゃん・・・・。 そうだよね。天国は凪ちゃんのことが好きで・・・。 きっと凪ちゃんだって天国のこと好きだよね・・・。 私がいくら頑張ったところで凪ちゃんには敵わない。 ・・・・敵うはずない・・・・・ッ!!! 「ん?どうしたんだ、お前いつもより元気ないんじゃねーのか? 何かあったのか?」 私の目の前に天国の顔・・・・・・・・・ 天国の・・・・!?//// 「え!!げ、元気だよー!それに何にもないよーーー!!あははは・・・・」 「嘘だな。」 「何言ってんの?私はげん・・」 「オレにはわかるから。ずっと見てたから・・・」 は?今コイツ何て・・・?! 「え?」 「いや、なんでもない。今のは気にするな・・・・///」 気にするに決まってるジャン。 好きな人にそんなこと言われたらモロ気にするって。 でも・・・・ 「でもそういうことは凪ちゃんに言った方がいいよ」 ・・・・つい出てしまうこういう言葉。 自分が嫌になる・・・。 「・・・・そ、そうだよ・・・な。悪ぃ。」 ごめん、天国。 私ってとことん正直になれない奴だよね。 天国はそう言った後、今いる教室を出て行こうとした。 たぶん、部活に行くんだと思う。 私、もう帰ろうかな・・・・。 凪ちゃんと天国が一緒にいるところなんてあんまり見たくは無いし。 バイバイ。天国。部活、頑張って。 あーもう!なんでいつもオレはと喋ってる時に 凪さんのこと話すんだーーー!!! はオレが凪さんのことを話すと落ち込むってわかってるのに・・・!! わかってるのに・・・・。なんで言っちまうんだ!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・!! もしかして・・・・オレ・・・・・ に嫉妬して欲しいのか・・・・・!? 「あ??!!!もう全然わかんねぇ!!」 「何がわからないんですか?猿野さん?」 この声は凪さん!!! ・・・・・・・・凪さん・・・か・・・・。 オレにとって、ホントの凪さんってどんななんだ・・・? 「あの・・・いや、ちょっと数学の問題でわからないところが・・・」 「私でよければお教えしましょうか?」 そうか。凪さんはオレにとって「憧れ」なんだ。 そして・・・・・ 「あ、いや・・・数学はが得意だったからに・・・・」 やっぱり、オレがホントウに好きな奴は 「だから、今からんとこ行って」 だから・・・・ 「1から教えてもらってきます!!」 言うんだ・・・・。「好き」って・・・・!! 「・・・そうですかv猿野さん、頑張って下さいね!!」 「有難う御座います!ごめんなさい!オレ、頑張ってきますね!凪さん!!」 オレはのところに向かって走った。 「幸せになってくださいね、猿野さん、さん・・・」 「ッ!!!!」 天国がの名前を呼ぶ するとは天国の声に反応し、素早く振り返る。 「あ、天国・・・・」 「・・・はぁ・・・はぁ・・・」 グラウンドから3階廊下まで走ってきた天国はとても息を切らしていた。 「どうしたの?そんなに息切らしてまで走って・・・・」 「聞・・・いて・・・くれ・・・・・・・・」 「何?」 「オレはのことが好きなんだ。」 「え・・・・・・?」 「愛・・・してる・・・!もし、がよかったら・・・オレと付き合ってくれませんか!?」 それを聞いたは固まった。そしてしばらくしてやっとの口が動いた。 「な・・・///あ!凪ちゃんは・・・・?天国、告白する相手間違えて・・・」 「間違ってなんかねぇ!!オレはが好きなんだ!!」 「ごめん・・・天国・・・・ホント・・・・ごめんにゃひゃい・・・ぐすっ・・うぅ?・・」 天国の熱い(?)告白を聞いては泣き崩れた。 「・・・そうか・・・ゴメンな。オレ、一方的すぎだよな。 の気持ちも考えないで・・ はモテないオレなんかよりもっとカッコイイ奴の方が・・・」 「ちがう・・・の・・・!!私、ずっと天国のこと・・・大・・好きで・・・・・ッ でも・・・天国は凪・・ちゃんのこと好きだからって思ってて・・・・ぐす・・・ だから、私、天国の気持ちも知らないで・・・・ぅ・・・ひっく・・」 そして天国はを抱きしめた。 そして自らの手での涙を拭き取ってやった。 「は優しいな・・・。オレ・・なんかずっとに嫉妬してほしくて・・ こんなにのことを傷つけた・・のに・・オレのこと、好きでいてくれたのか・・?」 「うん」 「オレと・・・付き合ってくれるか?」 「うんうん」 「オレと一緒の墓に入ってくれるか?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うー・・うん!!」 「今の間は何だ?」 「や・・・別に・・・」 「じゃ、これからよろしく頼むな、マイスイートハニーv」 そう言って天国はにキスをした。 「こ、こちらこそヨロシクオネガイイタシマス///」 淡雪の日。 その日はとても素敵な日でした。 Fin 春鹿様へ相互リンクのお礼品です 執筆:02年12月18日 |